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音は多分、この世で何をしても発生するものでは無いだろうかと思う。
歩いても、走っても、指を動かしても、人間には聞き取れないものであったとしても、音は必ず発生する。
音は何かが振動すると発生するものである。逆に言えば振動しなければ音は発生しない。そのため、真空中では音は発生しない。
水中でも勿論音は伝わる。
音が必ず発生する。音はこの世に存在している。それはなぜだろうか。

音はこの世に必要だからだ。
常に存在している分、そのありがたみがよくわからない。空気中にある酸素と同じようなものである。
音がもしこの世に存在しなければどういうことになるのか。

楽器が存在しない。私も音楽が好きなので、それは実に辛いことである。
そして、人間の声もまた音の一部であるために、会話が成立しなくなる。それ以前に、会話という概念が存在しない世界になる。
現在、音にあふれた世界に住んでいる私達だ。音が無い世界ではどうなるのかは知らないが、音をまったく立てない生活を、ある程度の期間すると、発狂するようだ。
何もが聞こえないと人は必ずくるってしまうそうだ。

また、音は人の記憶に残りやすいという。
ある程度の回数を聞いた音楽は頭に残るだろう。
つまり、音は記憶の重要な部分を占めることになる。
逆に言えば、記憶に強くとどめるのならば、音を立てればいいということだ。
音は、人間に親しみの強いもので、音を得たということは、人間にとって大きな進歩であって、最大の技術をえたことになる。

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