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1853年。
ペリーが来航した。そして、五年後の1858年には、日米修好通商条約が結ばれ、日本は事実上鎖国を終了した。
鎖国を終了、開国してからは日本の成長はめざましいものがあった。文明開化と呼ばれてからほんの100年。日本は世界の5本の指に入るレベルの経済大国となった。
日本は「真似」が非常に上手な国だ。
日本と諸外国との付き合いは意外と深く、西暦が始まったころには外国との交流があったと考えられている。
「渡来人」と呼ばれる人々からは稲作など、現在の日本人に重要なことを教わった。それが、第一回のマネだ。
それから次々とマネをはじめる。遣隋使、遣唐使、これは中国の優れた文化を取り入れるために派遣されたもので、実際に平安京の町並みは、唐の都、長安の町並みを取り入れている。
そして、一度中国の文化の取り入れを中止し、中国の文化が発達し、日本独自の国風文化が栄えた。現在使っているこのひらがなも、この時代に誕生したことで知られている。
それからというもの、絵画や芸術も中国から取り入れたものであるし、日本に栄えた漢字も中国から取り入れたものだ。
どこかで読んだ文章だが、マネが上手なだけではなく、そこから発展させることができるのが、優れている人だという。
日本は正に、その優れている人だ。
取り入れた漢字を活かし、読みやすいかな文字を作り出した。
取り入れた絵画を活かし、日本風の絵画を作り出した。
日本は優れた国なのだろう。

さて、ひとつの考えが浮かぶ。
今、鎖国して日本の技術だけで100年間生活しよう。その100年後、開国したならば、更に新しい技術が世に出回っている。日本国内でも、素晴らしい技術は開発されるだろう。しかし、現在の中国を見ればわかるように発展途上国の成長が目覚しい。
そういった技術を追いつけ追い越せの日本が手に入れればどうなるか。
鬼に金棒とまでは行かなくとも、非常に強い存在となる。
もちろん鎖国しなくても、だ。
だが、世界の状況を考えれば、鎖国してのびのびと生きてみたいと思うようになる。

そんな考えはある。
しかし、今鎖国すればどうなるか。
食糧危機、アメリカなどの諸外国との関係の悪化。
明らかに孤立すること間違いなしだ。
だが、世界と日本の付き合いを考えていく中で、このままではだめだ。
アメリカは中国が発展しきれば、日本との縁を切るとも考えられる。
そうなれば、日本はおしまいだ。
孤立してみないとわからないことも多々ある。
もちろん大切なものを失うかも知れないが、今得られていないものを手に入れることができるかもしれない。

と、言うのはもちろん殆どが怪しい理論だろう。
タイトル通り、のびのびはできないだろう。
ただ、鎖国化すると、日本は非常に小さな国であると考えることはできるかもしれない。
小さな国は、どうあがいても小さな国だが、虎の威を借る狐。
日本には、その実力はあるだろう。
ただ、もしかすると強制的な鎖国も強いられるかもしれない。

もう一つの鎖国―日本は世界で孤立する
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